尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入選作文【3】「言葉の力」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第64回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

「言葉の力」

山波小学校六年 大久保緋菜さん

言葉はすごいもので、たった一言で誰かの心を変えてしまいます。

例えば「すごいね」や「ありがとう」と言われると自信がついたり、嬉しくなったりします。でも「下手」とか「バカ」といわれると、自分に自信が持てなくなったり、誰かと関わることが怖くなったりします。

人には、言葉という便利なものがあります。いちいち紙に書かなくとも、気持ちが伝えられる、とても便利なものだと思います。けれど時にその言葉が凶器になることだってあります。

「死ね」とか「消えろ」など、自分がその気じゃなくたって、相手は傷つくと思います。人はこれだけ便利であり、誰かを大切にできる「言葉」をなぜ「凶器」に変えてしまうのでしょう。

言葉をもっと誰かを支えたり、大切にしたりするために使えば、誰かをはげますことができると思います。

私はクラスの子たちから「緋菜ねえ」と呼ばれています。「相手に気をつかってるからそう呼ばれるんじゃないの」と母にはそう言われます。

実際、気をつかっているような素振りはなかったのですが、みんなから、「お姉ちゃん」というあだ名をもらった訳で私も出来るだけ「お姉ちゃん」らしいことが出来るように頑張っているのですが、たまに「甘やかし過ぎではないだろうか…」と感じるのです。誰かが相手に暴力を振るっていても止めるだけで、正直どう相手に声をかければいいのか分らないのです。

本当は、「なんでそんなことするの!」とか「何回したら気がすむの!(月)」と怒りたいのですが、「もしかしたら相手が傷つくかもしれない」という思いがあり、いつも口を閉ざしてしまいます。

そんな日々をふり返ると、言葉って難かしいんだなと思い知らされます。

けれど、友達は私と反対のようで、

「本当に相手のことを考えているんなら、正しいことを言ってあげる方がいいと思う!」

と、私をはげましたり、アドバイスをくれたりします。

私はいつも友達からのメッセージで元気になれます。これも、言葉の力だと思います。
今はまだ、迷いがあって相手に自分の気持ちをうまく伝えることは出来ないけど、私なりに努力していこうと思います。

言葉は素晴らしいものであり、誰かを傷つけるものなんだと思います。

だけど、その一人一人の言葉を誰かを支えるために使えば心一つ、感情一つをいい方向に変えていけると思います。

言葉には色々な力があります。誰かを支える力、元気づける力、守る力、そして、誰かを傷つけてしまう力。もっと沢山の力があると思いますが、それぞれ感じる力も変わってくると思います。

個性が違う人々だけど、そんな人間が言葉の使い方に気をつければこれからの社会はきっと明るくなっていく気がします。

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