因島南認定こども園 日米親善の役割果たし 人形メリーちゃん帰国

 

因島南認定こども園に保管されている、戦禍を乗り越えた日米「友情の人形」のメリーちゃんが12月26日親善と平和の役割を果たしハワイから帰国した。

メリーちゃんは昨年8月ハワイ大学の本田正文教授=写真左側=に連れられ、ハワイに旅立った。役割は8月6日~15日の広島・長崎の原爆記念日と終戦記念日の行事に出席することにあった。

ハワイ大学では映画と展示、ヒロ市とコナ市では展示があり、メリーちゃんは忘れられた歴史を伝える日米の親善平和大使として歓迎を受けた。

本田正文教授は広島市出身。鹿児島大からジョージア大、そして現在、ハワイ大学日本関係学科長。昨年6月までの15年間、ハワイの日系人の資料保存と教育を目的とした布哇(ハワイ)日系人会館のセンター長と理事長を兼任していた。

因島南認定こども園では同日、メリーちゃんと本田教授を迎え、帰国歓迎会が開かれた。「日米親善のかけはしメリーちゃん」の寄せ書きが張り出された会場で本田教授は、「メリーちゃんは親善と平和の仕事をしてきました」と報告するとともに園児からの質問に答えた。

岡野美紀園長は「ここは宝物を持っているこども園です。みんなメリーちゃんを大切にしましょう」と園児に語りかけた。

日米の架け橋

日米「友情の人形」1万2000体が1927年(昭和2年)、米国の宣教師から日本各地に贈られた。そのうちのひとつが、旧土生幼稚園に届いたメリーちゃんである。

その後、戦禍のなか、「スパイ人形」として多くは焼却処分されたが、処分を忍びなく思った人たちが人形を隠し、戦後に学校などで発見された。

平成27年まで旧土生幼稚園で保存されていたが、合併に伴い因島南認定こども園に引き継がれ保管されてきた。同園では毎年8月、旧土生幼稚園が作った「青い目の人形メリーちゃん」の紙芝居を行なって大切にしてきた。

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