「天災時の日本人の克服の方法」尾道市第16回外国人日本語スピーチ大会より

因島鉄工実習生ファム・アイン・クインさん(ベトナム)

皆さん、こんにちは、私の名前はファム・アイン・クインです。今年24才になりました。家族は6人です。兄弟は皆、結婚しています。だから、両親は、はやく私に結婚してほしいと言っています。でも、残念ながら、その願いはまだ叶えられそうにありません。私は2年前に日本に来て、現在、実習生として因島鉄工の船のブロックの溶接をしています。

私の生まれた所はハーティンと言う町です。ベトナム中部で天災はこの地方に大きな損害をあたえています。それと、私のふるさとでみなさんに一番印象に残るのは大洪水です。毎年5個ぐらい台風が来たあと、長雨のせいで洪水になっています。洪水の場合は電気もないし、食料もないし、いろいろなことが出来ません。私たちは、途方にくれて、あきらめをかんじています。しかし、実際は、ベトナムの天災に比べて、日本のほうが被害がひどいです。それで、今日は私はその問題について話します。

以前、私は日本にはしげんもいっぱいあるし、天災もないし、なんでもいい国だと思っていました。でも2年間日本に住んでみて、私の思いがだんだんかわっていきました。実際は、日本はしげんがあまりなくて、天災が続いて、日本人の一部分がまだ復興にがんばっています。それでも、日本は堅実な、経済成長をつづけています。そのあいだ、日本人はいろんな、いいところを教えてくれました。それと、日本の面白い文化や、生き方など学んできました。

一番かんしんすることは天災です。この数年、日本は地震と津波と台風におそわれています。昨年、熊本県に震度7の地震がありました。その地震のせいで何万軒もの家がこわれてしまいました。だから、おおくの人が車とか道路でねました。すると、みなさんはしずかにならんで、おにぎりや水をもらいました。避難場所にきちんとすわりました。奪い合いはなくて、誰もさわぎませんでした。はやばやと救助活動を始めたのをテレビのニュースで見ました。食料や水なども急いで運びました。

このことでも、やっぱり日本の小さい子供から大人までから、おてほんをおそわりました。そのうえ、地震が発生したら、ゆれを感じる前にスマホやテレビで緊急速報が流れます。初めて聞いた時は本当にびっくりしました。私は国へかえったら、この事を伝えたいと思っています。天災があっても、みなさんがおたがいに協力しあって、こんなんを克服しなければならないということを。混乱もないし、いいかげんなこともないし、静かに皆が協力しあうことが、被害を少なくする方法だと私も思っています。それに、高校生の時に私の先生は日本人はとても意志の強い人たちで、「神様はいつもあなたをどこかで見ていますよ。」と言って子供をしつける事があると教えてくれました。私は2年間の日本での生活で先生の言葉の意味が、やっとわかりました。みんなが日本人の信仰心にも似た伝統とベトナム人の強く負けない気持ちをとり入れれば世界中がよくなると思っています。今年一年、災害、事故のない年になりますように祈っています。いじょうで私のスピーチを終わります。みなさん、ご清聴ありがとうございました。

(終)

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