福山大学・因島漁協・大浜住民 2年目を迎え本格化した「里海」復活 アサリ放流調査

里海復活を願いアサリの放流事業を続けている因島市漁協(箱崎照男組合長、271人)は広島県漁連から購入した2トン(約32万個)を13日、地域住民の協力で因島周辺に放流した。


里海復活のお手伝いをする因島大浜保育所の児童たち

19日は、このうち600キロ(約9万6000個)を提供された福山大学生物科学科の学生ら40人が乾靖夫教授と北口博隆講師の指導を受けながら因島大浜町の小浜海辺に「里海牧場」を設置した。

幅30メートル、沖合へ50メートルのロープを張った試験地内の15升(ます)に生後2、3年の26―28ミリの成貝を干潟(ひがた)や海に撒き散らした。この海域は禁漁区として保護。成長速度や生残率などのデータをまとめ漁獲量回復を目指しアサリの生態や海辺の環境調査を続ける。

乾教授は、因島大浜町に2年間居住したことがあり「自然環境の復活は住民の協力なくしては実現しない。そうした条件に後押しされているので何年かかっても里海再生を実現したい」と熱く語る。

今年の放流は稚貝の不足から予定より大幅に遅れたが因島大浜地区のアサリ資源再生プロジェクトの活動が2年目を迎え26日午後7時30分から大浜公民館で「里海のつどい」を開き官学民の科学を楽しむ会の輪をひろげる。講師は福山大学院生高橋淑瑛さん。

なお、6月4日大浜町の八重子島対岸付近のアサリ取りを解禁する。

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