因島大浜町民「里海のつどい」福山大学研究員招き勉強会 アサリの生態に目から鱗

2年目を迎えた因島大浜町海岸一帯でアサリの資源回復を目指す福山大学・水産総合研究センター・因島漁協・大浜町区長会が連携するプロジェクトが昨年の調査結果をもとに一歩踏み出した。

今年の天然アサリの稚貝放流は昨年の約2倍の2トン。このうち600キロは福山大学が調査研究地域に指定した大浜町の小浜で学生らの手蒔きにより調査活動の効率をはかった。

その一方で、大浜町区長会(楢原康英会長)は26日午後7時30分から大浜公民館で「獲るだけでなく増やしながら楽しむ」ことを学ぼうと「里海のつどい」を開いた。

講師は福山大学の先生と大学院生の研究員。乾靖夫教授の司会進行で北口博隆講師が「アサリの生態については、はっきりしたことが分っていない」と前置きして1980年ごろから北海道を除いて韓国も中国もアサリの漁獲量が減少している現状を説明。瀬戸内海の問題ではダムや河川改修など自然環境の変化や貝を食べる天敵のナルトビエイ、ツメタ貝の話。アサリの幼生は潮流にのって100キロ以上も遊泳するので増殖が難しいなど生態についての研究発表があった。

6月4日には放流アサリを採取する潮干狩が解禁されるが1人70個までで、小さな貝は獲らないように浜辺にゲージ=写真下=が用意されているので協力をよびかけた。

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