因島の造船業界 2年先までフル操業 船価は低水準

終ってしまえば、あっと言う間の5月のゴールデンウィークだった。Uターン組を車のナンバーで識別すると古里因島へ里帰りを目的とした錦にも見える。

戦前戦後ゆれ動いた因島の造船業界。戦中は勤労動員や学徒動員で徴用され、沖縄県からもやってきた。敗戦後は建造する船もなく場内のペンペン草をむしりながら我慢した。やがて海運景気がやってきた。待てば海路の日和(ひより)。島民も造船城下街を自負していただけに最初の建造は市民の米一握り運動からはじまり、やがては世界の日立造船へと急成長した。

それも2008年のリーマンショック後の世界的不況や円高で受注が激減の一途をたどり、韓国や中国の追い上げもあって、2014年に国内の手持ち工事がなくなるとまで言われていた。だが、内海造船(株)は円安に転じたことが追い風となって瀬戸田工場、因島工場を合わせ三つの船台は2年先までフル操業が続く。船価は低水準。円安で競争の環境は戻ったものの現実はこれから始まる。

(村上幹郎)

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