瀬戸内海に就航した図書館船ひまわり 保存のためペンキ塗り

図書館船ひまわり

昭和37年(1962年)4月から同56年(1981年)7月まで瀬戸内海15の島々を巡り、24市町に文化を届けつづけた、広島県立図書館文化船があった。

その船名は「ひまわり」と言い、就航を終えた後も全国唯一の図書館船として瀬戸田町のB&G財団瀬戸田海洋センターに保存されてきた。

この図書館船を貴重な文化遺産として末永く保存しようと瀬戸田町の有志が呼びかけ、ペンキ塗りなどの補修作業が2月から開始され、1日に終了した。

保存が始まって30数年が経ち、ペンキが剥がれ、窓ガラスが割れ、船体がかなり傷んでいた。

3月28・29日には、町民有志と瀬戸田中学校生徒ら16人がペンキ塗りを行なった。現場には、広島県立図書館の職員も駆けつけ、作業を見届けた=写真

船のそばには展示説明文があり、それには次のように記されている。

元県立図書館文化船「ひまわり」(全国唯一の図書館船)

この船は、広島県立図書館が、昭和29年(1954年)に移動図書館活動の一環として島しょ部の人たちに読書に親しんでもらうため、昭和37年(1962年)4月から文化船「ひまわり」として就航していた図書館船です。

長い航海による船体の老朽化と道路交通網の発達により、昭和56年(1981年)7月から業務を図書館車「みのり号」に譲りました。

その間、1500冊の図書や映画のフィルムなどを積み、年8回瀬戸の15の島々を巡り、24の市町を訪ね、特に小学校児童を中心に多くの人々に親しまれ、図書館活動に大きな役割を果たしました。

瀬戸田町には当初より寄港し、児童・生徒・婦人など多くの人たちに愛された全国唯一の図書館船です。

この施設は、昭和56年(1981年)11月25日に広島県より寄贈を受けた文化船「ひまわり」を永遠に保存し文化・教育資料として活用するために建設したものです。

瀬戸田町教育委員会
B&G財団瀬戸田海洋センター

図書館船ひまわり

 

図書館船ひまわり

[ PR ]因島で家の解体のことなら「吾城」へ

当社には家の解体専門の部署があり、お客様のご希望に合わせた、よりよい施工内容をご相談・ご提案させていただいています。

空き家になった時のそのままの状態で、家具や食器、衣類などの処分から、解体後の用途に応じて砂利敷きや、アスファルト舗装等の工事までを一貫して施工します。

丁寧かつ迅速な施工で、因島はもとより島嶼部や尾道近郊においても、幅広く、ご好評いただいております。

【対応住宅】
木造住宅 / RC鉄骨 / 軽量鉄骨住宅 / アパート / 工場 / マンション

【お問い合わせ】
有限会社 吾城(ごじょう)
広島県尾道市因島重井町5800-42
TEL0845-26-2282