尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入賞作文【10】「社会を明るくする運動」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第63回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

社会を明るくする運動

浦崎中学校二年 藤井日菜子さん

私が考える明るい社会とは、「誰もが幸せと思える社会」です。私がこう考えるようになったのは、国語の教科書に載っていた「ちいさな労働者」という物語を読んだからです。


「小さな労働者」には、今から100年前のアメリカについて書かれています。十九世紀、アメリカでは働く子どもの数が増え続けていました。本来、学校に通い、元気に遊んでいるはずの二百万人の子どもたちが、生きるために働いていたのです。しかも、毎日のように働かされ、安い賃金で雇えるたくさんの労働者として子どもが利用されたのです。これはとても悲しいことだと私は思います。

ニューヨークで教師のかたわら写真家としても活動していたルイス・ハインさんは、働かされる子どもたちを救いたいと思い、ハインさんは教師を辞め、全米児童労働委員会という団体の、取材カメラマンになりました。ハインさんは、写真には真実を語る大きな力があることを知っていました。それからハインさんは、独自の方法で働く子どもの真実の姿を記録することに生涯命をかけたのです。

今、私はあたりまえのように学校に行き勉強をして、ご飯を家族みんなで食べ、寝るふとんがあります。しかし、100年前のアメリカでは、このあたりまえがあたりまえではありませんでした。学校に行って勉強することはもちろん、もしかしたら家族でご飯を食べることが出来ず、寝るふとんもなかったのかもしれません。私のあたりまえが100年前のアメリカの子にとっては、とても幸せなことかもしれません。

それと、その子たちは学校に行けないので、将来必要になる語学や知識、社会の常識などのたくさんのことが勉強できていません。

なので、いけないこととは分からずに犯罪や非行を犯してしまうかもしれません。しかし、その子たちが犯罪や非行を犯してしまったなら、その子たちが住んでいた地域の環境のせいもあると私は思います。地域の環境がいいと犯罪や非行が起こることはないと思うからです。

私が住んでいる町は行事が盛んにあり、地域の人との交流もたくさんあって、とっても環境がいいです。しかし、このいい環境を続けていかなければ意味がありません。小さな町だけど、いい環境を続けていって、この町から犯罪や非行をなくしていけたらなと思います。

そのために私は、あたりまえの幸せに感謝することと、笑顔でいることが大切だと思います。前にもあったように私にとってのあたり前が誰かにとっては幸せなことかもしれません。なので、あたりまえの幸せに感謝して日々を過ごしていきたいと思います。

笑顔でいると、理由がなくても楽しい気持ちになります。そして、幸せな気持ちにもなれます。みんなが笑顔でいるとその分だけ幸せもあります。

そして、誰もが幸せと思えたならもう明るい社会は築けていると思います。これが私の考える明るい社会です。

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