75歳老人のフーテン 2019東北の旅【24】

9月10日(火)④シーパルピア女川

女川(おながわ)駅前から海岸に向かって駅前広場を下り駅前を横切る車道を横断すると交番・郵便局などがその車道に面してある。さらに海岸に向かって下ると、「シーパルピア女川」という都会のアウトレットのような商店街が作られている。そこまでもその先にも昔の女川はどこにもない。

「シーパルピア女川」は、海に向かって幅30メートル程のレンガを敷いた道路が200メートル程続き適当に街路樹も散りばめ、両サイドには企画を揃えたようなテナント型の店が並び店頭にはベンチが設けられた施設のことである。前方には女川湾が開ける雄大な眺望・幅広く綺麗な車の入らぬレンガを敷いた道・施設全て真新しい。手の良く届いた街路樹・そこを歩くと何とも言えない爽快感が湧いてくる。平日にかかわらずけっこうな観光客が歩き繁盛しているのもよくわかる。津波災害からの復興というのもお客を呼ぶ柱になっているようだ。土日祝日は大変な賑わいが想像できる。店は地元グルメを味わえる飲食店・お土産店・釣具店・小さな食料品店など様々な店舗が並ぶ。適当に公共の交流館・体験館などもある。石巻の寿司屋さんが女川を羨ましいと言っていたのが思い出される。

津波に洗われ壊滅した女川の中心部の土地は行政が買い取り、高台に住宅地を造成し住宅は移転させ町の基本構造を津波対策に盛り込んだ理想的なものに変えてしまっている。病院や老人保健施設は駅の左側に新しく建てられ、右の高台には役所・学校・消防・総合運動場などがある。そしてその付近4~5階の高層住宅がたくさん建設されている。もちろん個人住宅もたくさんある。左側の高台も右側ほどではないが住宅が見える。シーパルピアの付近には2つの銀行と信用金庫がある。この町の構造は商業地、住宅地区分けが完全におこなわれている。安全で行政の住民サービスが受けられやすい理想的な町の形態を模索したものである。未曽有の災害がこのような大変革を可能にしたのだろう。

シーパルピア女川の店で昼食の海鮮丼を食べる。平日にかかわらず観光客で繁盛していた。隅のテーブルで若者と若い店主らしき5~6人が話し込んでいる。何を話しているか聞き耳を立てると、シーパルピアのイベントとについての話し合いが行われていた。ここは若者の町になり切っている。働き盛りや年寄りはどこにいるのだと思う。

田中伸幸(因島田熊町)

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