9月10日（火）②万石浦

島根県の中海のような陸地に囲まれた海、万石浦（まんごくうら）が見えてくる。その海に沿ってバスは行く。この沿岸は内海でほとんど津波の被害は無かったという。昨夜の寿司屋さんの話では、万石浦は津波の被害はほとんど無かったと安堵していると、万石浦の奥、女川（おながわ）との境の峠（標高は30メートルこえる）を越えて津波が押し寄せ被害がでたと話をしてくれたことを思い出した。

万石浦

その峠を越えて女川に入るが、素直に驚かされてしまった。私の知る50余年前の女川はかけらもない。しかものこれは50余年の歳月がしたものではなくそのほとんどがさきの津波によるものなのだ。その様子はどこから書き始めればいいのか判断することが出来ない。稚拙に拙い文章でひとつずつ書き込んでいくことにする。

田中伸幸（因島田熊町）

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