因島総合病院だより【35】「自分の骨の強度」知っていますか?

「自分の骨の強度」知っていますか?

因島総合病院看護部 松田ななみ

『いつのまにか骨折』という言葉を耳にしたことはありますか?

これは骨粗しょう症で起きやすいと言われています。骨粗しょう症とは、骨がスカスカになりもろくなる病気です。背骨が体の重みで潰れてしまう『圧迫骨折』が起こりやすく、『転倒などの原因がない圧迫骨折』イコール『いつのまにか骨折』です。

日本での骨粗しょう症患者は、1千万人を超えていると言われており、そのうちの80%が女性です。50歳頃から骨密度は低下し、50歳以上の女性の3人に1人は、骨粗しょう症にかかっている程、身近な病気です。

背中が曲がる・背が縮む・腰が痛いなどの症状は「いつのまにか骨折」のサインかもしれません。

骨粗しょう症の予防には、生活習慣の改善が重要です。食事では、骨の形成に役立つカルシウム、ビタミンDをしっかり摂りましょう。カルシウムの多い食事は、牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・しじみや豆腐・納豆などの大豆製品・ひじき・小松菜・ちんげん菜などです。カルシウムの吸収を助けるビタミンDの多い食事は、イワシ・サンマ・サケ・干ししいたけなどがあります。ビタミンDは、紫外線を浴びることで体内でも作られます。夏は木陰で30分過ごす、冬は約1時間の散歩など屋外に出かけましょう。

骨は、負荷がかかるほど骨を作る細胞が活発になり強くなる性質がありますので運動はご自身の体の状態に合わせて無理なく続けましょう。また、タバコは骨の吸収を妨げますので禁煙をお勧めします。

骨粗しょう症を診断する検査に、DXA(デキサ)法があります。腰椎・大腿骨へのX線で骨密度を正確に測定する方法です。今回、当院にもDXA法で検査する機器=写真=を導入しました。皆さん、定期的な検査で骨の強さを調べましょう。40歳を過ぎたら男女問わず骨密度の検査がお勧めです。

骨折は寝たきりになる原因にもなります。

自分の骨の強さを知り、強い骨になるよう生活習慣を変え、定期検査を受けて、必要があれば早期に治療をして寝たきり予防をしましょう。中央受付にお気軽にお問い合わせください。

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