因島総合病院だより【43】インフルエンザについて

インフルエンザについて

因島総合病院 薬剤部

毎年、冬になるとインフルエンザの流行がみられます。

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染しておこる感染症です。

インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があり、ヒトに流行を起こすのはA型とB型です。

A型とB型の流行には季節性があり、国内では例年12月~3月に流行し、短期間で感染が拡がります。

インフルエンザは普通の風邪とは異なり、38度以上の高熱や関節痛、筋肉痛、頭痛などのほか、全身倦怠感・食欲不振などの「全身症状」が強く現れるのが特徴です。

インフルエンザウイルスに感染した場合、約1~3日の潜伏期間のあと発症します。

発症後、お子様ではまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症化することがありますので、これくらいの風邪なら…と思わず、これ以上のしんどさや感染を拡げないためにも早い受診をおすすめします。

また、インフルエンザにかかってしまったら、安静にして十分な睡眠、休養を取りましょう。

お茶・ジュース・みそ汁やスポーツドリンクなどで十分に水分を補給しましょう。

感染拡大を抑えるために、マスクをきちんと着用し、人ごみや外出を控え、無理して学校や職場などに行かないようにしましょう。

インフルエンザは発症後すぐに適切な治療を開始することが重要で、主な治療法は抗インフルエンザ薬の使用です。

抗インフルンザ薬は発症から48時間以内に使用すると、ウイルスの増殖を抑えて、発熱などの症状が消えるのを早めたり、体外に排出させるウイルスの量を減らす効果があります。

現在、日本で一般的に使われている薬は飲み薬(2種類)・吸入薬(2種類)・点滴注射薬(1種類)があり、それぞれ用法・用量・服用時間が異なります。

お薬を服用して熱が下がっても、体内のウイルスがすぐにいなくなるわけではありません。

お薬の服用を途中でやめたりせず、熱が下がったあとも、お薬はきちんと使い切りましょう。

インフルエンザにかからないためには、ワクチン接種をおすすめします。

抗体ができるまで2~3週間かかりますので、早めに受けましょう。

当院では、感染防止対策チームがあり、薬剤師もチームの一員として活動し院内感染防止に取り組んでいます。

また、島内の施設の職員の方に参加して頂いて感染制御トレーニングを行っており、今後も続けて行っていきたいと思います。

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