故郷への手紙【29】長い休日(椋浦編)

長い休日(椋浦編)

こんなに暗かったかな?

夜の海、よく家を抜け出してここへ来た。
あの頃にくらべると、外灯も家の電気も少なくなったな。

波の音が聞こえる。
虫の音が聞こえる。
ただそれだけ。

防波堤に座って眺める景色、ここの景色が好きだ。
夜の海は満潮だった。

電話越しに聞こえる友の声。
真っ暗な町に響く私の声。

「海にいるの?」

電話越しに波の音が聞こえたらしい。
微笑む友の顔が浮かんだ。

電話を終え、改めて目の前の景色を眺めた。

あの頃描いた未来にいるのだろうか。
あの頃描いた未来はどんなだっただろうか。

ただ、この景色の記憶だけが鮮明すぎる。

見える景色は同じだが、感じるものは比べものにならないくらいだ。
正解か不正解かで決められることでもないが、ただ一つ言えることがある。
私は、ここを離れて正解だったと思う。
こんなに恋しく思える場所ができたことを、心から嬉しく思う。

雨の音を聞きながら過ごした3日間の帰省は、何日間も過ごしたかのような長い長い休日だった。

(青木恵)

椋浦の防波堤から眺める風景

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