重井町の防空壕 調査活動始まる

掲載号 11年07月16日号

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 「因島空襲を考える会」による、今年2回目の防空壕調査が9日、重井町で行なわれた。重井町の小田浦・深浦地区、大浜町の添川地区は、戦争当時、軍用地であったと言われており、資料には国の指示でつくられた防空壕だけでも6カ所あるとされている。

 当時を知る複数の地元の住民は、深浦には軍用地があり、航空機用のドラム缶がたくさん置かれていて、地元のひとたちが働いていたと、話した。

 6カ所の防空壕のうち、1カ所は所在を確認。2カ所はまさ土を採った結果、なくなったことを確かめるることができた。残り2カ所については所在エリアの特定ができた。また、大浜町の民家の敷地に防空壕があるとの情報が寄せられ案内されて所在を確認できた。

 「考える会」は、防空壕についての情報を寄せてほしいと呼びかけている。

【連絡先】携帯090-2008-2938青木。

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