ふるさと往来【6】腰痛解消にピラティス インストラクター藤田治美さん(35)

掲載号 11年03月05日号

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因島三庄町に住む藤田治美さんは、自宅に併設されているコミュニティーダンススタジオで、ピラティスを教えている。幼少の頃からモダンダンスを習い、大学も舞踊教育学科に進み、ダンスを生かした仕事をめざしてきた。ロンドンへのダンス留学後ピラティスに出会い、自身の背骨改造のために本格的な取り組みを始めた。

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いま話題のピラティスは背骨の自然なカーブを意識しながら、腹筋、背筋などの筋力、持久力、柔軟性を高める心と体の運動プログラムといわれる。ケガの予防や腰痛解消にも効果的。

教室に集まる生徒は、30から60歳代の女性たち。鼻から吸って口から吐きながら、静かで流れるような動きの中で、リラックスした表情が印象的である。

藤田さんは留学中出会ったハルボル・ステーンさんと結婚後、夫の故郷ノルウェーで暮らしている。今までは1年に1回の里帰りだったが、今回は思いきって1年間因島で暮らすことにした。

6歳と4歳の子どもたちは、夫とはノルウェー語、幼稚園や家では因島弁混じりの日本語を上手に話せるようになった。夫と子どもたちに日本の四季の暮らしを知ってほしいと願っている。2国でのピラティス普及とともに、ささやかながら架け橋になれればと語る。

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