4月は地方統一選挙

掲載号 11年02月12日号

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 尾道市が一心グループの因島観光開発(株)に譲渡した国民宿舎いんのしまロッジのリニューアルオープンセレモニー会場は約100余人の政界経済界やコミュニティー各種団体長が招待された。めでたい席であったが、4月の統一地方選挙を控えた首長議員先生方の席が温まらない様子。せっかく調理師が腕をふるったご馳走に手をつけるのもそこそこに退場する議員もちらほら。「パーティよりも集票が大事」というわけ。もっとも市内選出の県議の姿は見当たらなかった。

 ところで県議会選挙の展望は無風転じて定数4に対し6氏が出馬予定で前回の顔ぶれになりそうだ。前回は因島、御調、向島、瀬戸田の一市三町の編入合併で拡大した行政区域がそのまま選挙戦の舞台となり各候補ともとまどいがあった。

 有権者としては小選挙区から中選挙区になり選べる候補の幅がひろがったという声もあったが、旧市町代表選出の地域選挙の色あいが濃く一方で都市型選挙に不利なドーナッツ型になってきたのも時の流れのようだ。

(村上幹郎)

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