因島から消えたETC装置とマスク

掲載号 09年05月23日号

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 ETCの高速道路千円効果で3月中旬以降は設置器具が不足。以後5月に入っても入荷の見通しが立たないという。

 こんどは新型インフルエンザの日本上陸でドラッグストアからマスクが消えてしまった。ご多聞にもれずインフルエンザ流行のきざしに関係なく因島の薬局も例外でなく品切れ。薬局の話だと「神戸の親族や知人に送るのだと大量に買い占められた」という。在庫がなくなり問屋に注文すると入荷の見通しがたたない。

 いま因島に患者が出たらマスクは手に入らないのが現状。もっともマスクが本来必要なのは、せきをしている人が「うつさない」ためだが、それがいつの間にか「うつらない」ためと受け止められるようになった。WHOも「予防にマスクを」といっているわけでない。口や鼻にふれず手を洗いうがいして人込みを避けるしかない。毒性も弱く普通のインフルエンザ並みの対応で大丈夫というわけ。通勤の際や通学時にマスクの着用はどれだけの効果があるのか疑問視する医師もいる。

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