ネパール学校支援「愛の宅急便」因島の西本さんら里子訪問

掲載号 08年12月13日号

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 ネパールの恵まれない子どもたちの里親になり、学校建設など教育支援をつづけている奉仕団体のHIKIVA(ヒキバ、大阪府枚方市)の「愛の宅急便」訪問団は11月、ネパールの各地にある自らの支援で建設した学校4校を訪問した。

 メンバーは、因島中庄町の西本嘉弘さんらヒキバの役員11人。西本さんは、学校4校とともに広島県の会員が里親になっている子どもたちの家庭訪問をした。


里子の家庭訪問(左)西本さん(右)里子

 子どもたちに里親からの手紙やプレゼントを手渡し里親たちに子どもたちの元気な姿を報告する写真やビデオを撮影した。こうした訪問団の活動が「愛の宅急便」と呼ばれ、年に2回、39回目になる。

 西本さんがこの活動にかかわって10年になった。里親も県下だけでも30人になった。その間、ヒキバによって建設された学校は6校になった。これからの課題は、建設から井戸ほりとトイレ設置など設備の充実、里親の拡大へと移った。長期にわたり支援できる里親運動の充実が求められているという。

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