瀬戸田町の南小学校 移転50周年を祝って 地域あげて記念式典

掲載号 08年11月01日号

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 瀬戸田町の尾道市立南小学校(金野元洋校長、65人)は10月25日、校舎移転50周年を祝う記念式典を行なった。移転当時の学校長である正明武男さん(102)をはじめ、半田光行教育長、地元市議らの来賓、全校児童、保護者、住民など120人が出席した。


落成祝いヤグラの上で餅投げ

 この日、式典とともに落語家の立川志隆さんの公演児童の全校合唱と発表、50年間の歴史をつづる写真展記念誌発行があった。さらに全校児童が、将来の夢を手紙にしたためタイムカプセルに収めた。

 明治42年10月25日、宮原地区に南生口尋常小学校が開設された。昭和33年10月25日、現在の荻地区で新校舎が落成し、移転した。

 新校舎建設は住民総出で行なわれたという。手作業で山を削り、土を運び、海を埋め立てて広い運動場と敷地ができた。

 金野校長は挨拶文のなかで、「南校舎の土間を兼ねた長い廊下は私には大変印象的で好きな南校舎の部分のひとつです。毎日子ども達は掃除の時間、ぞうきんでピカピカ光るように磨き続けています」と語っている。


正明武男校長先頭に新校舎に行進

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