特養・瀬戸田「楽生苑」が財団支援で福祉車輌購入
掲載号 08年08月23日号
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尾道市瀬戸田町の介護老人福祉施設・楽生苑(山中康平施設長)は8月、財団法人JKA(競輪・オートレース補助事業)の支援を受け、寝台付きの福祉車輌を購入した。
白のトヨタハイエースの8人乗り。車椅子での乗車もできる。この車輌は、デイサービスやショートステイなどの送迎に一役かうことになる。一日に約40人におよぶ利用者の送迎は、車輌4台のピストンで行なっており、待ち時間の短縮が期待されている。
県立瀬戸田病院存続問題に直結
特養・楽生苑にとって最大の懸案になっているのは県立瀬戸田病院がどのような施設として存続するかである。
同施設のすべての業務は入院可能な県立瀬戸田病院との連携によって成り立ってきた。
特養、ショートステイ、デイサービス、ケアハウスなどの利用者およそ100人のうち常時4、5人の入院患者がおり、入院待機者が14、15人いるというのが現状である。