県無形民俗文化財 椋浦町の法楽踊り 無病息災祈り舞う

掲載号 08年08月23日号

前の記事:“内海造船・瀬戸田 自動車運搬船進水
次の記事: “特養・瀬戸田「楽生苑」が財団支援で福祉車輌購入

 村上水軍出陣の踊りが、「虫追い」と「疫病払い」の法楽行事として継承されている椋浦町と外浦町の法楽踊りが盆の15日、それぞれ町内であった。

 椋浦町の法楽踊りは昭和56年に県無形民俗文化財に指定された。平成18年には県地域文化功労者表彰を受賞した。

 同町法楽保存会(西本茂樹会長)の老若男女30人が参加。新盆を迎えた家の旗を持つ、ゆかた姿の幼児が踊りの先頭に立つ。それに太刀を持つ武者姿の男子がつづく。

 扇子をかざし「なむあみでーぼ」と唱えて回り、「とんだ・とんだ」の掛け声を合図に、鐘と太鼓に合わせて、太刀をふりかざし跳びはねるように踊り、海辺の踊りで頂点にたっした。

 またこの日、尾道市の文化財補助金により購入した青と白の陣幕2枚が披露された。

外浦では午前中

 隔年の外浦町法楽踊りは、艮神社をスタート、小学生から大人まで約80人が参加して家内安全を祈り、町内をねり歩いた。

関連書籍

E