地域との連携をつよめ 因島高校教頭 原大二さん(57)

掲載号 07年11月03日号

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 待ち望まれた赴任であった。数学教諭としての最初の因島高校時代(昭和49~58年)に地元の幼稚園教諭と結ばれ、一男二女にも恵まれて、因島土生町の住民になった。安芸郡熊野町の出身である。

因島高校教頭 原大二さん

 6年ぶりの因島高校復帰である。「帰ってきた原大二(たいじ)」と周囲から呼ばれ、久しぶりの地元在住の教頭誕生に期待が寄せられている。

 高校統合前後も因島高校で教鞭をとっていた(平成2~13年)。島の高校の変遷を見つづけてきた数少ない現職教諭のひとりである。

 地元の高校生たちは変わることなく素直でおとなしい、と評価する。地域の強い要望はやはり進学実績である。それについても、予想以上の実績が積み重ねられていると語る。

 地元の小中学生や住民の方にも、高校に気軽に来てもらい、ありのままの学校を見てほしい。生徒たちもどんどん地域に出かけてほしい。さらに卒業生が気軽に立ち寄れる母校でありたい。そのパイプ役を果たす責任が自分にあると、強く自覚している。

 生徒たちへの願いも人一倍強い。「目標をしっかりもって努力してほしい」。目標を持っている限り、困難に直面しても退かない強さが湧いてくるという。

 趣味はソフトテニス。南谷蛍窓クラブなどに所属。

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