全国老人ク会長賞受賞 重井町「康和会」会長・村上侑さん(78)
掲載号 07年10月27日号
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「”最後のムラ役”だから、力を出し惜しみしない。やる以上楽しんでやろう」というのが、重井町老人クラブ「康和会」の役員たちの合言葉だ。会長の村上侑さん(78)は微笑みながら教えてくれた。
10月11日に新潟市であった全国老人クラブ大会で同会は、除虫菊栽培などの活動が評価され、全国連合会長賞を受賞した。同時に県老連の幹事としての功績が認められ、村上会長が功労賞を受賞した。
「康和会」が重井町に除虫菊畑を復活させたのは昭和56年のことである。それ以来、役員を中心に手入れを欠かさず栽培を続けてきた結果、島内外から関心が寄せられるようになった。
村上会長は、重井町から贈られた種や苗で栽培が始まった、北海道、沖縄、和歌山、群馬などの人たちに呼びかけて、除虫菊サミットを開いてみたいと語る。
自宅では、将来にむかって除虫菊の有効利用の研究に余念がない。例えば、お香「島の香り」、ペットのダニ予防などアイデアが浮かんでくる。
高齢者の人生にいかにプラスアルファーするかが問題だと言う。さらに汗、愛、知恵の三つの出し惜しみをしない、がモットーだ。
趣味はソフトテニス。現在も重井ソフトテニススポーツ少年団の指導者をつづけている。妻・祝子さんの運転でいつも出かける。