やっと終わった夏日 感動のない巨人優勝 亀井氏、鳩山氏を一刀両断

掲載号 07年10月13日号

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 暑さ寒さも彼岸までと思っていたら、今秋は祭りの笛太鼓が聞えるようになってやっと夏日が終ってくれた。変なのは気象だけではなさそうだ。

 プロ野球のセントラルリーグが巨人の優勝で終った。テレビも翌日の新聞を見ても昔のような感動が伝わってこない。かつて広島カープが優勝した年には離島だった因島市までがお祭りさわぎをした。多くの店で優勝セールが開かれ、結構盛り上がっていた覚えがある。

 今シーズン後半、阪神の猛烈な追い上げで、新聞は阪神が優勝すると経済効果100億円―。そんな見出しも仇花と消えた。

 一見強面(こわもて)で警察官僚出身の亀井静香代議士が「死刑執行の順番は乱数票で…」と語る鳩山法相を一刀両断。この欄で、死刑制度の是非を語るつもりはもとよりないが、鳩山法相の”ベルトコンベア発言”にはあきれるばかり。あの人は法相の資格も人間の資格もない―と斬り捨てた亀井さんの発言は、聞く人によっては溜飲を下げるには十分以上のインパクトがあったのではなかろうか。

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