朝日が昇る写真が最高 因島文化協会理事 田頭良照さん(73)

掲載号 07年09月29日号

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 「いつもなら受賞者を選ぶ立場の人間が、今回は選ばれる側になった」と少し照れ気味の様子である。

 因島市役所を退職した平成4年、勤労青少年ホーム館長に就任。そこで勤労青年を対象に、興味のあった写真講座を開いた。そこで自ら腕を磨いた。その後、中庄公民館長を務めながら写真クラブを作り、会長として毎週講座を開いた。

田頭良照さん

 毎朝5時起きしバイクにまたがり、東海岸を撮影する日々が15年間つづいた。朝日が昇る瞬間をとらえた写真が一番だと力を込める

 特に魅入られたのは、大浜町八重子島周辺の朝の漁りの光景であった。貝、蟹、魚、海草…。そのなかの一枚が7年前、観光写真展で市長賞に輝いた。

 現在は体調を崩し、写真は一休み。もっぱら文化協会行事の企画などの裏方にまわり、活動の充実と発展を願っている。

 生活ぶりも因島の自然の恵みいっぱいである。ときどき東海岸に出かけては、モズク、オゴ、ヒジキ、イギスなど海草採りを楽しみにしている。40数年前から、養蜂をつづけている。

 今後チャンスをつくり、夫婦で北海道旅行をしてみたいと語る。思う存分写真をとりたい。

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