三庄小の図書館再生 パソコン検索で使いやすく「海の図書館」と命名

掲載号 07年05月19日号

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 因島の三庄小学校(平川良枝校長、163人)は14日、学校図書館リニューアルオープン式典を、同校講堂で開いた。市教委、学校図書館支援センター、保護者、全校の児童と教職員など約200人が出席した。

 同小では昨年2学期末から、中島正明・安田女子大教授の指導受けて、延べ264人の保護者が中心になり、取組みを進めてきた。

 児童が使いやすく楽しめる図書館をめざした。PTAが寄付した白色のブラインドが窓につけられ室内が明るくなった。18年度の卒業生は文庫本の書架を寄付した。

 保護者が中心になり本の分類を完成させ、バーコードをつけ、パソコン検索ができるようになった。児童たちは、手作りの魚の飾りを壁や天井につけて、島の学校にふさわしく「海の図書館」と名づけた。

市あげて取組む

 学校図書館の環境整備への取組みは昨年4月、市教委が学校図書館活性化プロジェクトを発足させたことで強化された。つづいて9月、文科省が全国36カ所で学校図書館支援センターを設置し、そのひとつに尾道市が指定された。

 昨年度は、瀬戸田小や東生口小など市内10校が取組んだ。中島正明教授の指導をうけて、それぞれの小学校の児童・教職員・保護者・地域が一体になって、「使いやすく楽しめる」図書館への再生活動を行った。

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