市町村合併による新選挙区での統一地方選挙が終わって

掲載号 07年04月28日号

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 初体験という平成の市町村合併による新選挙区での不安な統一地方選挙が終った。2市3町が合併した尾道市議選は街から山へ、山から島へと駆け巡る選挙カー。立候補者一覧の掲示板は43人が競って指定の個所に貼付する運動員。その競い合いを見物する野次馬。目もくれない通行人。掲示板にどれくらい税金がかかっているのか、無駄使いを論ずる人…さまざまだ。

 この次は、7月の天下分け目の参院選。自民党の安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表のどっちが勝つか、歴史に残る選挙戦になりそうだ。ただ、自民支持の地方議員が全国で1万5千人ほど減少、選挙疲れと2年前の衆院選圧勝の反動も心配される。

 2年前の広島選挙区は民放キャスターの柏村武昭氏が無所属で出馬、初当選。民主党が議席を失った。今回は溝手顕正氏(自民)と佐藤公治氏(民主)の与野党指定席の公算大。

 その一方で国民新党の亀井静香氏は、親子二代20年来の宿敵だった佐藤氏を支持することを小沢一郎氏と約束。有権者は自民に不満、民主には不安がある。

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