新しく適正規模校をつくるか、今のまま継続するか

掲載号 07年02月10日号

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 いま、国会では教育基本法がさわがれ尾道市因島南部の三庄、田熊の両町では小学校の統廃合問題が俎上(そじょう=まないたのうえ)にのぼっている。それが、なぜなのか、また、なぜ今なのか一般住民にはわかり難い。理由はいろいろあるが、幼小中12年間一貫教育のきめ手は無く賛否両論で「現在ある学校を廃校にして新しく適正規模校をつくるか、今のまま継続するか」二者択一の答えが求められている。

 国の教育改革論争は保守対革新のイデオロギー論争が繰り返されてきた。そうしているうちに昨今の現状はひ弱で判断力もなく、学力もなければ体力も勤労意欲もない日本人が増えてきた。政治家もメディアも教育改革を論じているように見せながら言葉をもてあそぶふしがあった。

 押付けだって良いものならOK。時代が変ったというが、教育理念など戦後60年たってもそんなに変っていない。校舎が新築され、児童生徒数が適正化されても家庭教育が急に変わるわけでもないことだけは確かである。

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