因島三庄町で町民大討論会

掲載号 07年02月10日号

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 因南学園・三庄小学校の閉校を考える「三庄町民大討論会」が5日、同町公民館で行われた。主催は、因南学園を考える懇談会。三庄町と椋浦町住民、因島地域のPTA関係者ら約150人が集まり、2時間30分を超す議論をつづけた。

 ゲストとして平谷祐宏教育長(当時)、村井圭一教育委員、楠見公史尾道市議が出席、意見を述べた。また同市会議員4人、次長ら市教委職員7人が出席し、議論を見守った。

 平谷教育長は、市教委が設置を決めた因南学園について従来の見解を住民に直接訴えた。退席時には「たくさんの意見ありがとうございました」と述べた。

 住民の立場からの発言者は全部で10人。全員が小学校の存続を要望した。PTA関係の発言者は6人。これは意見が分かれた。

 教育委員会、議員、住民、PTA役員らが一堂に会し因南学園について意見をだしあったのは、これが初めてであると思われる。

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