イノシシのワナの規則が変わって、今までのワナの改良の必要が生れました。
ククリワナの場合、ワイヤーの直径が12センチ以下のワナにしないといけなくなりました。
今までは、20センチぐらいの大きさですから、ずいぶんと、捕獲の可能性も低くなります。
ワナを仕掛ける場所や、位置が重要になってきます。
福山市では、新しいワナを考案したそうなので、私も知恵をしぼることにしました。
上が広くて、下に行くほど狭い感じの、容器を探してきました。
分かりましたか。 そうです。 100円ショップのバケツです。
バケツの取っ手を、取り外し、4センチ間隔で穴を開けます。
12センチのきまりは、熊がワナに掛からないためだそうです。
穴には、このように棒をさして、猟犬や飼い犬が踏んでも、仕掛けが働かないが、イノシシが踏むと、折れて掛かるような強さの棒をセットします。
写真では、竹串を使いましたが、少し強すぎるようです。
割り箸ぐらいが良いようです。
少し見えにくいので、写真をクリックして、拡大してご覧下さい。
細いワイヤーが通してあって、金属片に繋がっています。
実際は、棒をセットして、CDのような円盤をおき、イノシシが踏んだら、細いワイヤーを引っ張るようにします。
金属片が引っ張られるので、バネにセットしたワイヤーが、引き絞られて、イノシシの足を、ゆわえるような、仕組みです。
が、これでは、ワイヤーをバケツの途中にセットしても、12センチ以上になりそうなのと、イノシシの足が深く、踏み込まないとかかりません。
福山式のワナも、これと同じく、深く踏み込まないと動作しないと思われます。
「ふ~む、…これは、ひとすじワナでは、いかないぞ。」
訂正「ひとすじナワでは、いかないぞ。」
すこし、良いアイデアが、生れました。が、今までに無い仕掛けなので、特許をとるまでと、認可を取るまで、公表は控えさせていただきます。
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写真は福山で考案されたワナの図面です。→
規則の改正点の要約。
「 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律施行規則
. . .最終改正:平成一九年一月二九日環境省令第三号
3 法第十二条第一項第三号の環境大臣が禁止する猟法は、次に掲げる猟法とする。
九 イノシシ(スス・スクロファ)及びニホンジカ(ケルヴス・ニポン)の捕獲等をするため、くくりわな(輪の直径が十二センチメートルを超えるもの、締付け 防止金具が装着されていないもの、よりもどしが装着されていないもの又はワイヤーの直径が四ミリメートル未満であるものに限る。)、おし又はとらばさみを 使用する方法 」
()内は、学名です。
規則では輪の直径という表現なので、ワイヤーの直径でなく、バケツなどのワナの入れ口の直径が12センチだと、福山方式でも、違法になってしまいそうです。
7月20日にワナの講習会があるので、確認してきましょう。