2007年10月20日 / 最終更新日 : 2007年10月20日 times せとうち花壇 高校弓道大会さやか吉備神社の矢場に並べる的に挑みぬ 和田 綱郎 弓といえば那須与一、高校弓児と同じ年恰好での扇射落しをお目にかけます。…その時、沖から紅扇を飾った小舟一艘が源氏方へ近付いてくる…
2007年10月13日 / 最終更新日 : 2007年10月13日 times 空襲の子 空襲の子【58】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越え 巻幡敏夫に追放処分(上) ついに巻幡敏夫に公職追放処分が発令されるときがきた。昭和22年のことである。公職追放が解除される昭和26年6月20日まで、巻幡は連合軍総司令部(GHQ)の厳重な監視下に置かれ、一切の生活の糧を奪われた。 巻幡自身が昭 […]
2007年10月13日 / 最終更新日 : 2007年10月13日 times せとうち花壇 去年(こぞ)逝きし義姉の長着の届けられ筆書きのわが名胸あつく見入る 三島美知子 このような義姉(あね)の死や縁者にかかわる歌は挽歌(ばんか)といわれ、中国の故事の中にも、柩車を挽いていたものが歌ったという。死者を悼(いた)む哀傷歌である。 そこに歌われている事柄に強弱があっても、内面 […]
2007年10月13日 / 最終更新日 : 2015年4月12日 times おかめはちもく やっと終わった夏日 感動のない巨人優勝 亀井氏、鳩山氏を一刀両断 暑さ寒さも彼岸までと思っていたら、今秋は祭りの笛太鼓が聞えるようになってやっと夏日が終ってくれた。変なのは気象だけではなさそうだ。 プロ野球のセントラルリーグが巨人の優勝で終った。テレビも翌日の新聞を見ても昔のような感動 […]
2007年10月6日 / 最終更新日 : 2007年10月6日 times おかめはちもく 東京生まれの二世議員 地方と格差問題に温度差 背水の陣―退路を断ち絶体絶命の決死の覚悟で戦う陣形のことだが、福田首相の答弁からはキャラクターのせいかそのイメージが伝わってこない。だが、臨時国会中の仕切り直し新内閣は野党議員から前首相の突然のリタイヤの批判がなかなか […]
2007年10月6日 / 最終更新日 : 2007年10月6日 times せとうち花壇 かんころやかぼちゃばかりを食べし頃の友の来たりて時を忘るる 片山 哲子 戦時体制のしわ寄せで飢餓が国中を覆った…そんな少女時代の記憶が蘇り、作者は当時の友と語る。 かんころやかぼちゃを食べながら神風が吹くのを信じていた。何でもかでも可笑しかった。娘らしい衣服を身に着けたかった […]
2007年10月6日 / 最終更新日 : 2007年10月6日 times 空襲の子 空襲の子【57】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越え 日本人意識の解体 占領期において進められたのは、「軍国主義の排除」の名の下での日本人意識の解体であった。追放の嵐が吹き荒れるなかで、文化面における統制も強められた。例えば映画においてはアメリカ映画がどんどん公開される一方、時代劇が解禁に […]
2007年9月29日 / 最終更新日 : 2021年11月27日 times おかめはちもく 秀策百二十年忌祭の思い出 お世話になった山田太喜三氏(日本棋院広島県本部) 因島外浦町の本因坊秀策顕彰碑前で執り行われた秀策百二十年忌祭は昭和57年8月(1982)だった。当時の広島県知事竹下虎之助知事(代理)平原清因島市長、柏原信一日本棋院因島支部長、藤井秀雄久保田鉄工常務ら政財界からの参列者 […]
2007年9月29日 / 最終更新日 : 2007年9月29日 times 空襲の子 空襲の子【56】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越えて 吹き荒れる追放の嵐 昭和21年の年明け早々、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による公職追放の嵐が吹き荒れることになった。ポツダム宣言第六項の「軍国主義者の権力および勢力を永久に排除する」方針をもとに1月4日、日本政府に対して「軍国主義 […]
2007年9月29日 / 最終更新日 : 2007年9月29日 times おかめはちもく 戦争を知らない首相は坊ちゃんで一票ありても私は入れない 土居 瑠子 昨年の八月に安倍さんが自民党の総裁選に選ばれ、首相に着任したときの感想を社会詠風に詠まれた短歌である。一首を読み通して見るときに、小むずかしくなく口語的であって、その折の心情が率直に述べられてある。
2007年9月1日 / 最終更新日 : 2015年6月10日 times 空襲の子 空襲の子【52】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越えて 敗戦そして占領 わたしは敗戦を生後およそ10カ月で迎えた。したがって米空軍の空襲によって死にかけたことや敗戦について実感がまったくない。しかし世界史的な事件である敗戦を直視することなくして一歩も前に進めない。実感がないところで考え、書き […]
2007年9月1日 / 最終更新日 : 2007年9月1日 times せとうち花壇 さまざまな音に呼ばるる家内に電子レンジのチーンの一言 安川二三子 近ごろの家庭機器はそれぞれに、くれぐれもお忘れないように、とご親切に「お知らせ音」を出してくれるから安心である。特に年齢を重ねるごとに「ど忘れ」「物忘れ」が多くなって来ると、火災や怪我などによって生命の危険 […]
2007年9月1日 / 最終更新日 : 2007年9月1日 times おかめはちもく ドロ舟内閣の行方 共同通信による改造内閣直後の世論調査をマスコミ各社が一斉に報道した。安倍内閣の支持率が先月末の29.0%から一挙に11.5%はね上がり11.5%に上昇した。大臣の顔ぶれが変わっただけで、こうも支持率が変動するものだろう […]
2007年8月11日 / 最終更新日 : 2007年8月11日 times おかめはちもく ひのえうま年生まれの当番回生の皆さんへ 丙午(ひのえうま)の年代が今年の因島高校同窓会の世話人当番回生。60年に一度めぐってくる丙午年にはいろいろと厄介な悪事が発生するという迷信が有った。このため結婚をひかえ全国的に出産数が激減した。そうした心配りがあっての […]
2007年8月11日 / 最終更新日 : 2007年8月11日 times 空襲の子 空襲の子【49】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越えて 総力戦と大政翼賛会(中) 「広島県戦災史」は、「戦時体制の確立」のまとめで次のような結論を導いている。
2007年8月4日 / 最終更新日 : 2007年8月4日 times 空襲の子 空襲の子【48】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越えて 総力戦と大政翼賛会(上) 戦後日本は、「大政翼賛会」を「民主主義」の対立概念として教えたが、その内容とその歴史的役割の検証を真剣にしようとはしなかった。筆者自身も例外ではなく、せいぜい大政翼賛会=独裁、独裁=悪ぐらいの理解のレベルであった。しか […]
2007年8月4日 / 最終更新日 : 2007年8月4日 times せとうち花壇 海中にあらわれし道夫と娘は嬉々と駈けゆく八重子島まで 山崎 尚美 白砂青松の風景だった。ひろがりのある美しい風景が例えようのない懐かしさを湛えて輝いていた。その海岸に立つと人はただ懐かしむのだ。
2007年8月4日 / 最終更新日 : 2007年8月4日 times おかめはちもく 泣いて馬謖を斬る 参院選自民惨敗の要因の一つに度重なる閣僚の失言、責任説明の欠如が国民を怒らせ、いらいらさせたことは否定できない。
2007年7月28日 / 最終更新日 : 2018年4月8日 times おかめはちもく 旧因島市建造の大阿武船の追想 梅雨があけ、参院選が終盤を迎えた25日夜。テレビのチャンネル転換が忙しかった。RCCの特別企画(4時間)の「ハリー・ポッター」、ホームTVのサッカーAFC「日本×サウジアラビア」。NHK「その時歴史が動いた=アンコール・ […]
2007年7月28日 / 最終更新日 : 2007年7月28日 times せとうち花壇 チョコレートとビールの好きなうちの嫁(ママ)晩酌のとき少し照れてる 土居 瑠子 長い梅雨も明けたので、夏らしい短歌をと思い選別していたら、今流のしゃれた歌に出会った。ビールをぐっと一杯は、なんとも言えない気分。とくに真夏の夕方の清涼感は格別である。
2007年7月28日 / 最終更新日 : 2007年7月28日 times 空襲の子 空襲の子【47】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越えて 戦犯と公職追放 戦犯(戦争犯罪人)と公職追放が混同されている傾向がみられる。確かに関係は強いが、両者は全く異なるものである。「戦後史大辞典」(三省堂)をよりどころに戦犯について見てみよう。戦犯にはA級戦犯とBC級戦犯がある。
2007年7月14日 / 最終更新日 : 2007年7月14日 times おかめはちもく 久間前防衛相しょうがない発言 正義の戦争よりも不正義の平和 日ごろ地方紙として中央政局の動向について語ることを控えているが、今回の久間前防衛相の「しょうがない」という言葉は使いようによっては重宝である。欲しい商品に手が出ないときや「できたことはしょうがない」とか、この一言で諦め […]
2007年7月14日 / 最終更新日 : 2007年7月14日 times 空襲の子 空襲の子【45】因島空襲と青春群像-巻幡家の昭和-公職追放を越えて はじめに ある「紳士録」に故巻幡敏夫氏とその家族について次のように記されている。 巻幡敏夫 正七位勲六等 因島信用組合 備南特定郵便局長会各顧問 広島地方裁判所因島調停協会会長 因島市文化財保護委員 広島県出身 因島市在住 明治 […]
2007年7月14日 / 最終更新日 : 2007年7月14日 times せとうち花壇 ルソン島に散りたる義兄よ風となり空駆け帰れ今日は命日 短歌・小川 計江 若者がはるか南方のルソン島の地において散華した鎮魂(ちんこん)歌である。この歌の作者に命日とはいつかと聞いた、戦争のもっとも激しかった昭和19年か20年ごろかと思ったが意外にも早く、昭和18年の3月で […]
2007年7月7日 / 最終更新日 : 2007年7月7日 times おかめはちもく 教育三法案 「愛国心」=「国民的共生感」 教育三法案が可決した。改定の一つに愛国心を学校教育の場で養成しなければ、日本は滅びてしまう―と安倍首相は述べる。「地域を愛する心、国を愛する心」を子どもたちに教えようという、ごく当り前のことにことさら異論のある人はいな […]
2007年7月7日 / 最終更新日 : 2007年7月7日 times 空襲の子 空襲の子【44】因島空襲と青春群像 62年目の慰霊祭 韓国領事との面会 因島空襲犠牲者慰霊祭まで1カ月をきった7月2日、わたしは駐広島大韓民国総領事館に金辰植領事を訪ねた。空襲で朝鮮半島出身者が亡くなったことについて説明するためであった。
2007年7月7日 / 最終更新日 : 2007年7月7日 times せとうち花壇 西方に傾けばすこしふくらみて日は横すべりに山に呑まるる 小林基美 一見して平易に詠まれているような一首だが、作者のひとひねりは人を驚かすに足るものだ。「ふくらみて」までは日常から外れていないが、「日は横すべり」以下の詠み込みからは、詩的想像を掻き立てられる。
2007年6月23日 / 最終更新日 : 2015年5月9日 times おかめはちもく 因島TMO 土生商店街チャレンジショップ募集・・・魅力ない因島の街並 30年ぶりに活気を取り戻した造船の町因島。朝夕のラッシュアワーの混雑ぶりは希望を蘇らせてくれる。その一方で、かつて自転車通勤と人の波で溢れていた土生本通りは通行人もまばらでシャッター街へと変貌している。 そこで因島TMO […]
2007年6月23日 / 最終更新日 : 2007年6月23日 times 空襲の子 空襲の子【41】因島空襲と青春群像 62年目の慰霊祭 九死に一生得た巻幡展男さん(下) 姉の恵美子さんからお電話をいただいたことに勇気づけられて弟の巻幡展男さんに直接お会いしたいと思った。ご自宅にお電話したところ、「関西テレビにおいでよ」ということになった。「会社の受付でどのように言えばよろしいですか」と […]
2007年6月23日 / 最終更新日 : 2007年6月23日 times せとうち花壇 空音(そらね)を響かせて折る虎杖(いたどり)の酸っぱさを今日の鎮めともせむ 池田 友幸 虎杖という名を知ったのは少年期で、幼い頃からハアタナと呼んでいた野草に虎杖という別名があると知り驚いた。その特徴は若い茎を折ればポンと鳴ることで、ハアタナ摘みを楽しくしてくれた。思い返せばハアタナ時代のポン […]