瀬戸田の医師・永井晃さん(80)ヨットで太平洋一周を達成「瀬戸田にも歴史資料館を」
尾道市瀬戸田町の永井医院の医師・永井晃さん(80)がヨットの愛機「チャレンジャー号」=写真㊧=による太平洋一周に成功した。
長年の夢をついに叶え、2年間にわたるひとり航海を無事に達成したことを、8月25日に平谷裕宏尾道市長を表敬訪問して報告した=写真右。
アリューシャン列島から南洋諸島へ
2023年6月に瀬戸田港を出航。偏西風に乗って西から東に進み、まずはアリューシャン列島(アラスカ州)を目指した。7月といえども水温は7度と冷たく、湯たんぽを活用して暖をとった。
次に寄港したカナダでは、日本人が経営するレストランで歓迎を受けた。
バンクーバー島・ビクトリアでは自家用の自転車が盗難にあい困っていたところ、現地の人が見つけ出してくれ助けられた。
(↑↑↑防犯カメラ盗難時の映像↑↑↑)
その後、北米大陸を南下しサンフランシスコでクリスマスを迎え、
メキシコを経てガラパゴス諸島や南洋諸島を巡った。
特に、太平洋戦争の激戦地となったソロモン諸島、ガダルカナル島、パラオ諸島では戦跡を訪ね、慰霊の旅ともなった。
途中、ソロモン諸島で80歳の誕生日を迎えている。
フィリピン、台湾を経由し、今年(2025年)7月23日夜に瀬戸田町宮原港へ帰還した。
「行く先々で支えられた」
「100%安全はない。95%安全ならチャレンジする」と決意して出航したが、友人たちからは「ヨットがレース用の軽いタイプなので危険だ」と心配されたという。
しかし、ハリケーンや台風を避けつつ、寄港先では現地の人々に歓迎され、滞在場所の確保や船の補修など多くの助けを受けた。
永井さんは「どこの海も島も美しく、人々は優しく迎えてくれた。この歳で事故なく無事に航海できたのは、行く先々で支えてくれた人々のおかげ。感謝している」と振り返った。
瀬戸田にも歴史資料館を
航海の途中、立ち寄った島々にはほとんど「歴史資料館」があり、永井さんは必ず見学した。そこで現地の人々の暮らしや歴史・文化・魂を学んだという。
平谷市長への報告の最後には「瀬戸田にも歴史資料館をぜひつくってほしい。地域の活性化につなげてほしい」と訴えた。
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