「社会を明るくする運動」入選作文【6】差別のない社会の実現に向けて

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

差別のない社会の実現に向けて(小学校の部 入選作文)

高見小学校5年 林原和駈さん

ぼくは、差別のない社会をつくることで、みんなが笑顔あふれる、明るい未来になると考えます。

ぼくがそう考えるのは、「悲劇の少女アンネ」という本を読んだからです。ユダヤ人というだけで差別され、つらい思いをしただけではなく、多くの命が失われました。この時代の人たちがくらしていたのは、決して明るい社会ではなかったと思います。

アンネがユダヤ人というだけで差別を受けていたことを知り、同じ人間なのに文化や習慣がちがうというだけでなぜ差別をするのか、また差別され命までもがぎせいにならないといけないのかと、ショックを受けました。差別は多くの人の心を暗くし、社会全体を暗くするものだと思います。友達と会ったり、話したり、遊んだり、勉強したりするなど、ぼくたちにとって当たり前のことができませんでした。つまり人権が守られていなかったということです。これは、戦争がそうさせたのでしょうか。ぼくは、少し違うと思います。なぜなら、戦争がない今でも人権が守られてないことがあるからです。

ぼくは、先日「福山市人権平和資料館」へ行きました。そこで、同和問題が根強く残っているということを知り、おどろきました。同和問題とは、江戸時代につくられた身分制度により、生まれた場所などの理由で差別されていることです。つまり、差別はどこか遠い世界の話ではなく、日本の中の身近な場所にもあるということです。

ぼくはアンネの日記に、「いったいどうして人間は、こんなにも愚かなのでしょう。」という言葉が書いてあったのを思い出しました。たしかに、「違い」をよさととらえず、差別をつくり出す人達もいます。アンネは、差別の本当のこわさを知っていて、世界を見ていたのかもしれません。

では、差別を社会からなくしていくにはどうすればよいのでしょうか。ぼくは、差別をなくしていくために、これから気をつけていくことは三つあると思います。

一つ目は、自ら差別に気づくことです。ぼくたちの身の周りにも、差別がかくれているかもしれません。男だから、女だからといって、身に付ける物や遊びを制限されることは間違っています。多数の人が当たり前だと思って見過ごしていたことでも、それは間違っている考えだと気づける感度を高めることが大切です。

二つ目は歴史から学ぶことです。「アンネの日記」のような歴史が分かる本を読んだり、博物館のようなところへ行ったりすることで歴史の中の人間の愚かさやその背景を知ることができます。

三つ目は、声に出して伝えることです。差別かもしれないと感じたときは、身近な大人に相談し、見逃さないようにすることが大切だと思います。ぼくたち子供のコミュニティでも許されないふんい気を普段からつくらなければなりません。

社会を明るくするためには差別をなくさなければなりません。そのために、気づいたり、学んだり、伝えたりすることが大切です。一人の力は小さいですが、みんなが人権感覚を磨き、相手に接することができたら未来の社会は明るくなります。ぼくと一緒に社会を明るくするためにできることを考えてみませんか。

第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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