ふるさとの史跡をたずねて【265】千守道路記念碑(尾道市因島三庄町一区)

千守道路記念碑(尾道市因島三庄町一区)

前回の市道土生三庄線の道路改修工事碑の因島三庄町側の終点では南北に走る道路と接する。

その道路は現在は海側に新しく作られて海岸道路となっており、北側が水軍スカイラインとなって椋浦方面へ続く。

千守から椋浦峠までの道路改修を記念した石碑=写真=が地蔵堂(金比羅堂)・島四国29番国分寺の前の広場にある。

 

もちろん護岸工事や舗装改修やらのインフラ整備は日常的に行われているのだから、現在の姿とこの石碑建立時の改修による姿とは想像できないほどの隔たりがあると思ってよいだろう。

しかし、立派な記念碑が建っているのだから、画期的な改修が行われたことは確かだと思われる。

また、この石碑から三叉路への海岸通りはもっと後にできたものであろうから、内側の道も含まれていたのかもしれない。

石碑には、右から「千守道路記念碑」と大きく書かれており、上には三角形の石が載り、丸く磨かれた面には「悪しき昔の道を忘るな」と詠んだ歌が書かれている。

下には「大正八年三月着工、大正十年三月竣工」とあり、村長、助役、収入役、村会議員の氏名が書かれている。

それに続けて、「金三千六百円三庄村費補助 金三千六百円千守組住民工費 金三千三百円土地寄附 金二百円睦硯会員工費」、そして寄付者と金額が書かれている。

最後に工費総額として「一万二千三百円」と書かれている。

この額は上記金額を合計したものに近いが、収入と支出の関係はわかりにくい。

また裏面に廻ってみれば、「千守道路委員」として13名の氏名が記されている。

写真・文 柏原林造

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