「社会を明るくする運動」入選作文【3】思いやりの大切さ

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第69回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

思いやりの大切さ(小学校の部 尾道地区保護司会会長賞)

高須小学校6年 樋口心虹(みこ)さん

「思いやり」私が一番好きな言葉です。私は、夏休みに思いやりについて教わる体験をしました。

二年前、私は、万福寺のサマーキャンプに参加しました。とても楽しかったので、去年も参加しようと思いましたが、広島県も大きな被害を受けた豪雨災害で開さいされませんでした。残念に思っていましたが、また今年、参加することができました。そのキャンプの閉会式でのことです。最後のあいさつで、私は、住職さんが保護司だと知りました。そして、去年の災害についてのお話を聞きました。

「去年の大雨のとき、ちょうど車でわたっていた道路の先の方が水びたしになって、わたれなくなってしまいました。近くに病院があったので、私は、Uターンをして病院に着くと、先生方が『どうぞ入ってください。』と言ってくださいました。一階では危ないので、安全な三階へ行きました。そして病院に一晩とめてもらうことにしました。次の日の朝、一階を見てみると、太もものあたりまで水がきていて、その日も帰ることができませんでした。私は、食料を持っていなかったため、何も食べることができませんでした。すると病院の先生が、一人ずつにせんべいを一かけらずつわたして下さいました。せんべい一かけらだけでも、元気になったので、みなさんにもしっかりと、ごはんを食べてほしいと思いました。」とお話されました。その話を聞いて私は、とても良いお話だと思いました。思いやりがあふれていて良い出来事だと思いました。

後日、その住職さんが開さいされた、ひまわり食事会のイベントに参加しました。その内容は、「朝ごはんの大切さ」を学びみんなで調理をするというものでした。

初めに、他の保護司さんのしょうかいがあり、更生保護についてのDVD鑑賞と保護司さんからお話がありました。犯罪や非行してしまった人は、更生保護し設に行き、保護司さんの「保護観察」を受けます。保護司さんは、その人が更生できるよう生活を見守り指導していくのです。

保護司以外に、更生保護女性会や、BBS会の人たちも、おられます。女性会の人たちは、健全育成のための子育て支援活動を行っています。BBS会の人たちは、兄や姉のように身近な立場で接することで、少年たちの成長を助けています。

更生を目指す人たちが社会にもどれるように協力雇用主の方もおられ、それぞれの事情を理解し、立ち直りを支援しています。

これらの人達は、すべてボランティアで、悩みの相談にものってくれ、やさしく対応してくれるのだそうです。

こうやって犯罪や非行をしてしまった人たちを多くの人が支援し、立ち直らせ、社会復帰できるようにしていることを初めて知りました。

どんな人のことも大切にし、相手のことを思いやれる素敵な人達だと思いました。

これらの体験を通して、私も「思いやり」というキーワードを大切に、困っている人がいたら自分にできるせいいっぱいのことをしたいと思いました。そのことが一歩ずつ社会が明るくなることにつながると思います。すべての人が、毎日元気に生活が送れるような活動をしていきたいです。

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