本因坊秀策記念館 いよいよ着工来秋開館 生家復元・遺品常設展示

 囲碁を「市技」に制定している尾道市は24日、後世「碁聖」と呼ばれる本因坊秀策(1829~1862)の生誕地である因島外浦町に囲碁の館「本因坊秀策記念館」(仮称)の建設を7月着工、来秋開館予定。
「本因坊秀策記念館」完成予定図
平成の合併協議で引き継がれた「囲碁のまちづくり」のシンボル「本因坊秀策記念館」完成予定図

取り壊されたワラ葺き屋根の秀策生家


 実施設計案によれば「秀策の生まれ育った環境を再現し、当時の生活風景を親しむ場」「本因坊秀策及び囲碁文化の資料館」をつくり、囲碁文化継承の拠点として、地域の活性化をめざす。
 江戸時代末期に活躍した秀策は、母に囲碁を学び、9歳で江戸へ出て本因坊家に入門。20歳で第14世本因坊跡目になった。将軍の御前対局の御城碁では13年間19連勝の記録をたてたが、34歳の若さで亡くなった。
 建設地は、1972年まで生家があった因島石切神社の南隣で、広さ約1100平方メートルの民有地を購入。生家は同神社に残る見取り図をもとに復元する木造平屋建ての78平方メートル。板戸に土壁。和室4室、台所、土間などを設け市民らの囲碁の場にも利用できるようにと工夫されている。
梅林を再現 カヤの植林も
 資料館は鉄筋コンクリート平屋建て417平方メートル。秀策母子が愛用した碁盤や碁石、本因坊家からの囲碁免状、父母に宛てた秀策の書状など約30点を常設展示する。これらの遺品は、秀策の子孫の妻で、因島石切神社宮司・桑原利恵さんから寄託を受けた。敷地内には梅林の再現、碁盤の材料になるカヤの植林も計画されている。記念館建設は、1997年に囲碁を「市技」に制定した旧因島市の構想を、合併後の尾道市が市技とともに引き継いだ。
 尾道市囲碁のまちづくり推進協議会副理事長である村上栄昭さんは、「長年の構想がようやく実現できることは、めでたくうれしいこと。これからは拠点とシンボルにふさわしいボリュームある記念館にするために、企画展なども要望していきたい。」と、語る。

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