79歳老人のフーテン 2023東北の旅【1】

田中伸幸さん東北紀行 第2弾

連載「79歳老人のフーテン東北の旅」が、今週号から始まる。

コロナ前の2019年9月、田中伸幸さんは学生時代とその後の在京時代にお世話になった所を訪ねる旅をしている。それが第1回「75歳老人のフーテン東北の旅」の本紙連載である。

第2回となる今作はコロナ明けの2023年5月10日~21日の東北・北陸の一人旅である。福山駅から新幹線「のぞみ」に乗って一路東京へ。仙台・石巻・米沢・越後村上市・粟島そして能登半島・輪島・金沢・京都をめぐった。

特に、2024年1月1日の能登半島地震被災地である輪島市など半島をめぐった旅は忘れられないものになったという。

田中さんは、因島高校卒業後東京の大学で学び、会社勤務を経て、1968年Uターン。2007年まで因島田熊町で田中書店経営。現在80歳。

79歳老人のフーテン 2023東北の旅【1】

コロナも下火になりまた旅に行きたいという気持ちがつのっていたが、数か月前に出かけると決めた。高齢になると出かけるにしても制約が多い。時節は暖かい時期の5月連休明けにする。前回の経験からリュクサックを軽めにし、スケジュールはゆとりあるものにする。体力の低下から徒歩を減らしてタクシー利用頻度を増やしてその費用を覚悟すること。

わたしの旅はおおよその行程は決めるが、あとは行き当たりばったりの気ままが原則で制約はほとんど受け付けない。しかし費用の面では許容範囲はわずかで、すぐに制約がかかってくる境遇である。許容範囲を超えると早々に帰還を余儀なくされることも想定しなければならない。

今回の旅は仙台・石巻から米沢に行き越後村上市から粟島に渡る予定である。その後糸魚川から松本市に行き天竜川を下り東海道に出て帰る予定でいたが、テレビで能登半島が紹介された番組を見ると能登半島に興味を抱き本州縦断を断念し能登半島に行くことになった。そういえば高松市の男木島・女木島に行った際、アメリカのテレビの駐在員が日本で一番美し町は能登半島の珠洲市であると力説しており、一度は行ってみたいなと思っていたことを思い出した。

というような気まぐれな旅であるが2023年5月10日に出発することした。

(田中伸幸・因島田熊町旧田中書店)

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