75歳老人のフーテン 2019東北の旅【86】粟島の将来②漁業と観光業

粟島の将来②漁業と観光業

粟島でしっかりとした雇用があるのは公務員と粟島汽船と発電所ぐらいで、欠員が生じるとIターンやターンやUターンで若者の雇用の場が開けるがほんのたまにあるだけだ。

基幹産業の漁業も漁協の正会員は50名程度で60歳以上が8~9割である。漁協は正会員が20名を割ると消滅するという法律があり、放置していると法廷解散にされるという。今後も色々と工夫して組合を維持してゆき島の活性化を図ってもらいたい。特産のタイは昔の半値といわれ燃料費は上がって漁業の継続が困難ではあるが、今後は養殖・定置網などで活路を見出すのがいいのではないかと思う。

それに観光釣り船にもっと力を注いでほしい。

粟島漁港

次いで観光業については繁忙期の8月には1日に700人を超えて宿泊客があるという。現在ある民宿は33軒といわれ700人の宿泊をこなすには1軒あたり20人を超えている。

そのような時期には民宿の仕事は多くの手助けが必要で臨時の雇用が発生する。多くの観光客が長期滞在すると商店や食堂に消費が波及し経済効果は大きい。

しかしこの民宿業にも高齢化の波が波及しており廃業間近の店がたくさんあるという。民宿が1軒廃業すると島の活力には大きなマイナスである。

今後もこの島の観光的魅力は増えることはあっても減ることは無いものと思える。しかし繁忙期がわずかな期間であり、大資本のホテルや旅館が進出することは困難があるのであろう。

今後も既存の民宿の健闘を期待すると同時に、新しい現代に合う形態の民宿ができることを期待する。

粟島の旅館街

田中伸幸(因島田熊町)

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