因島で見た野鳥【119】ハイタカ

タカ科ハイタカ属の一種。全長は、メス39㎝、オス32㎝で、オスはハト大。カラス大のオオタカに似ているが、それより小さい。本州以北の山地で繁殖し、冬季には低山地の林、農耕地、河川などで全国的に見られる。環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。

写真①は、2019年11月初めに吉田敬一郎・慶子さん(瀬戸田町)が因島で撮影したもので、写真に写っている路肩の幅を実測し、鳥の全長をおおよそ30~32㎝と算出している。

写真①ハイタカ(吉田敬一郎・慶子撮影)

写真②は、筆者が今年10月末に撮影したもので、目視によるが、カラスより明らかに小さい。

写真②ハイタカの幼鳥

写真①、②の鳥には、太い過眼線(帯)とその上に白い明瞭な眉斑(人の眉状に見える線)があり、体の下面には、横斑がある。これらの特徴と大きさを考慮して、写真①、②の鳥をハイタカと判断した。写真②で胸から腹にかけての横斑は、ハイタカ幼鳥に特有の形状をしている。

鳥名由来事典(菅原・柿澤著)によると、平安時代から、大型であるハイタカ・メスは”はしたか”と呼ばれ、オオタカ【本連載49】とともに鷹狩りにも用いられた。小型のオスは、”このり”と呼ばれていた。鎌倉時代から”はいたか”とも呼ばれるようになった。

“はいたか”は、”はしたか”から変化したものである。”をしたか”の異名があるが”をし(オシドリ)”を捕らえるからとされている。

樹間を俊敏に飛び回り、空中、地上で、小型動物、昆虫、小鳥などを捕食しているが、ハト・カモ・ライチョウ・シギ・チドリなども捕食することがある(三省堂世界鳥名事典)。

筆者が採餌に夢中のコガモの群れを撮影をしていると、突然、群れが大混乱に陥り、見上げるとハイタカが通過し、写真②のように、そばの木に止まった。すぐに、コガモの群れは、平静を取り戻し、何事もなかったかのように採餌に夢中になったが、ハイタカが飛び去るときには、再び、コガモは一瞬の大混乱に陥った。「採餌に夢中」のように見えても、周囲への警戒を怠っていなかったことを実感した。

ハイタカの写真を提供していただいた吉田敬一郎・慶子ご夫妻に謝意を表します。(11月28日・記)

文 松浦興一 / 写真 吉田敬一郎・慶子、松浦興一

因島で見た野鳥【49】オオタカ

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