【卒業論文】ミュージシャンと故郷の繋がり「ポルノグラフィティと因島」(12)

第三節 因南中応援歌

因島ライブでボルノグラフィティは、「因島で生まれ育った事の誇り」を子供達に伝えた。その約5年後にも、ある中学校の子供達に1つの贈りものをしている。土生町にある尾道市立因島南中学校に、新藤さんが自身で作詞作曲をした応援歌を提供したのだ。


寄贈された楽譜


因南中という略称で呼ばれる因島南中学校は、少子化や人口減少が理由で、旧土生中学校・三庄中学校・田熊中学校が統合され、2010年4月に開校した中学校である。新藤さんは、統合された中の1つ。旧土生中学校の出身である。そこで、新しくスタートを切る因島南中学校の為に、そして生徒達の心のよりどころになるようにと、因島南中学校を支援する会が、2009年夏に新藤さんの親類を通して応援歌の作成を依頼したのだ。この事について、因島南中学校長・岡本先生にお話を伺う事ができた。

岡本先生はまず、因島南中学校が開校する前の出来事を話して下さった。当時岡本先生は、市民の前で演説をするなど、寄付金によって資金を集めようと奮闘していた。その甲斐あって、予想を遥かに超える資金が集まった。その際に、岡本先生が「資金は十分集まったのでもう大丈夫です」と寄付をくれた方達に申し出たところ、「学校の為にもっと何かしたいんだ」とお叱りを受けてしまった、という因島の人々の連帯の強さを感じるエピソードもあったそうだ。

因島南中学校には、常に海と隣り合わせで歴史を育んできた因島ならではのコンセプトがある。「常に日本史の中に登場し、確たる位置をしめてきた"水軍の気概"と古くは荒波を超え、大陸へ押し渡り交易し、今は世界中から造船の注文をとりつけてくる"進取の気概"、そして船の航海にしても造船にしても、一致して事に当たる"信頼の気概"」というものである。このコンセプトに基づいて、独自の校章、緞帳、校歌、応援歌が作られたそうだ。どれも興味深いものばかりなので、順に紹介していきたいと思う。

名古屋市立大学人文社会学部国際文化学科
長神有紗(阪井ゼミ卒論文集より)

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