「社会を明るくする運動」入選作文【13】僕たち中学生にできること

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第68回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

僕たち中学生にできること

重井中学校3年 岡野幹大さん

六月の終わりに西日本を、豪雨が襲いました。自分が住む重井町でも土砂崩れや、川の氾濫などの被害が多くありました。警報が出て、学校が休みになったときは少しだけうれしい気持ちがありました。何日か経ち雨が止み、町の人が身の回りの被害にあった場所を直したり、土嚢を積んだりしていました。そのような人たちを見て、僕は自分たちのように元気な者が、おじいさんやおばあさんに頼ってばかりでいいのかと思うようになりました。そこで、今はみんな大変なんだから、自分が行動を起こしてみようと思い、学校に自分たちにできることがないか相談をしました。

そんな時、町内の放送で尾道市全域に断水が始まるという放送が流れました。給水場所の放送もあり、自分の家の近くで給水が行われるということを知りました。そこに行けば、何か手伝えるものがあるのではないかと思いました。

次の日、友人に「一緒に行ってみん?」と誘うと「俺も手伝えることないか、考えとったんよ。」と言ってくれました。給水場所に着くと、水の入れ物を持った町の人が行列を作って給水を待っていました。

給水場所にいた水道局の人に「手伝いに来たんですけど、僕たちにできることはありませんか」と聞くと「じゃあ水を入れたものをその人の車まで運んでくれる」と言われました。お年寄りや、女性の方に「僕が車まで運びます」というと「ありがとう。助かるわ。」と笑顔で言ってもらいました。自分はこのような言葉を聞いて、人のために何かをするのは、自分が一番気持ちいいと気付きました。

九時になり給水の時間が終わると「今日はありがとう」と水道局の人に言われました。自分は少しでも町の人の手助けが出来たのではないかと清々しい気分になりました。

次の日は他の友達にも声をかけ、前日よりも多い人数でしました。すると夫婦で来ていた二人の方がいました。おじいさんが「わしは女にはモテんけど、これは持てるけえ大丈夫で」と僕に言うと、おばあさんは、「じゃあ私は女じゃないって言っとんか。」と笑いながら言いました。その会話を聞いていた周りの人も笑って、給水場所が和む事もありました。僕はこの大変な時にこんなにたくさんの人が一気に笑顔になれるのはすごくいいなと思いました。

いろいろな人に声をかけているうちに「毎日頑張ってくれとるね、ありがとう」と言ってくれる人もいました。ありがとうと言ってもらえるから自分は毎日ここに来れているのだなと感じました。

自分は今回の豪雨災害でボランティアをして、周りの人から褒められることも多くありました。でも僕は褒められる事ではないと、今思います。なぜなら、自分よりずっとずっと年上のおじいさん、おばあさんが自分の周りで作業をしているのに、元気な僕たちが何もしないで家の中にいるのはおかしいと思うからです。僕たち中学生が笑顔で、人のために何かしようと考える事で、地域の人も今回のような時でも明るくいられるのだと思います。

また今回僕がボランティアをしようと声を掛けたら、笑顔で一緒に取り組んでくれた友人に、感謝をしたいです。人は一人ではない、支え合える仲間がいるからこそ、安心して自分の力を発揮できます。こんなふうに声を掛け合い、繋がることで、共に成長できるのだと思います。これから、自分はもっと重井町が明るく笑顔のあふれる町になるように、行動をしていきたいと思います。

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