一周年迎えた因南中 岡本和信校長に聞く 誇りと信頼を実感
土生・三庄・田熊の3中学校が新設統合された因島南中学校は、最初の卒業生が巣立ち、創立一周年を迎える。岡本和信校長に、一年をふり返るとともに来年度の抱負を聞いた。

第一回文化祭で三年生が劇「明日に続く海~水軍絵巻~」を太鼓クラブと発表。
―はやくも一年が過ぎました。
そうですね。三つの中学校の文化が微妙に違うのを温度調節しながら、それぞれの良さを生かした新しい学校づくりをめざした一年でした。
―具体的にはどうでしたか。
人数が増えたことで授業での混乱を心配するむきもあったが、実際はそれがほどよい刺激となり、学習意欲の増進に繋がったと言えます。またクラブ活動においては生徒数が増えたことでグラウンドが活気づいて、野球部は尾道市大会で優勝しました。
―ほかに心配なことがありませんでしたか。
やはり交通事故のことは心配でした。5月には、そのことで救急車が5回も駆けつけることにもなりました。登下校中の自転車事故です。警察からの指導、学校の指導強化、PTAと民生委員の声かけなどにより、改善されました。
―地域から学ぶことを重視したようですが。
そうです。地域との繋がりを強めるために、それぞれの地域に地区生徒会をつくりました。2月には、田熊地区生徒会が住民とともに青影山登山道の清掃を行ないました。
―教育目標として掲げている「水軍学」とは。
これは、先達の進取の気概を学び、皆でひとつのことに当たる体験を積み重ねていくことが大切です。昨年8月、本校が災害時避難場所に指定されていることを自覚して、1000人炊き出し作戦を実施しました。
―新年度の抱負は。
来年度が「学力向上対策事業」の最終年度になり、結果が求められています。点数だけではなく、応用力と思考力を高めることが期待されています。国際化時代に通用する若者育成のために韓国への修学旅行を計画しています。
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