ふるさとの史跡をたずねて【58】細島三十三観音(因島重井町細島)

細島三十三観音(因島重井町細島)

瀬戸内海の多くの島に、島内や地域で完結する四国八十八カ所霊場のミニチュア版があるが、細島には残念ながらない。しかし西国三十三観音のそれがある。細島三十三観音と呼ばれているものである。

その一つに安政五年と彫られていたので、江戸末期に設置されたものだと思われる。ひっそりと潮風を受けて佇んでいる姿は美しい。33体あるはずであるが、全ては見つからなかった。気長に探すことにしょう。

観音菩薩は三十三に姿を変えるので観自在菩薩とも訳される。般若心経の冒頭がその例である。しかし、西国三十三観音はそれらが一体ずつあるのではなく、やはり人気のある観音様が多い。また手にはいろいろな物を持っておられる。その中で左手に掲げている写真右のようなものを十字架だと思っている人がいるようだ。

私の好きな映画の一つ「オーメン」では悪魔の子である主人公は十字状のものが近くにあると興奮する。その時流れる音楽を思い出した。「トンボも蝶も鳥のうち」と言って、初めから昆虫と鳥類の区別ができる子どもはいない。私も仏具だと思っていたが鉾(ほこ)という持物(じぶつ)らしい。

…帰りのフェリーの時間も気にしなくてはいけない。名残は尽きないが、残りはまた別の機会にということにしよう。

(写真・文 柏原林造)

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