ふるさとの史跡をたずねて【55】南無妙法蓮華経の碑(因島重井町細島)

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南無妙法蓮華経の碑(因島重井町細島)

何度か細島へ行ったが、「真界山の細島大明神の碑」というのが見当たらなかった。写真ではかなり大きいので、必ずどこかにあるに違いないとは思った。地元の方に尋ねてもわからないということだった。やはりお参りすることを考えたら、集落からあまり遠くない方がよいだろうから、東の端などは後回しにして、茶臼山の周辺を中心に丘らしきところを探した。次は浜田神社の背後にある山へ登らないといけないかなと思いつつ、昨秋の探索は終わった。

ところが、今春別の目的で茶臼山へ登り、ふと見た樹影の中に白い石のようなものが見えた。回り込んで見ると、一度倒れたと思われる石碑が台石にもたせ掛けてあった。近くには「松之古跡」と書かれた石碑や一石五輪塔などもあった。季節が変わると光景も変わるものである。

 

わかりやすいように枝を刈っておいたが、ほどなく元のように戻るので、場所を書いておこう。

茶臼山城へは共同墓地の入口で反対方向へ登る。おそらく畑の右端に登山道がかつてはあったのだろう。しかし潅木に覆われ通れないので畑の端を通らせてもらう。その畑も上の方では潅木で遮られる。そこで右端から山中の登山道らしきところへ移る。その、現在の畑としての最高部の右端の樹木の中に、これらの石碑は隠れていた。

(写真・文 柏原林造)