生口島山林火災 残火ねじ伏せ鎮火 因・瀬の絆強まる

14日発生した生口島山林火災は23日、ついに鎮火した。前夜から降った5ミリから8ミリの雨にも助けられ、発生から10日目、鎮圧宣言から5日目のことである。

火災は、瀬戸田町、因島市側の洲江町、原町と生口島全域にひろがり、島の12%、山林の30%におよぶ大規模林野火災になった。この非常事態に、因島市瀬戸田町合同対策本部は、自衛隊など外部の支援を受けながらも、両市町の行政、消防団、住民の連携を強め、その総力をあげて対応した。

火災期間中の全動員数延べ3085人のうち、当然のこととはいえ因島・瀬戸田の地元勢がその中心を担った。

因島市瀬戸田町消防組合323人、消防団は、瀬戸田町消防団508人、因島市消防団658人の1166人。両市町の職員は、瀬戸田町162人、因島市72人の234人。そして夜を徹した消火活動を支えたのが両市町住民の炊き出し活動であった。18日午前10時の鎮圧宣言以降も、鎮火のための最も苦しい持久戦が始った。対策本部に相次いで、煙や残火、再燃箇所の発見情報が寄せられる。その一つひとつを消し尽くす作業が昼夜を分かずつづく。この活動を瀬戸田町と因島市の消防団が動員を維持し、独力でやりぬいた。18日64人。19日56人。20日19人。21日、48人。22日、58人。(いずれも合計)。また、19・20日には、因島市職員10人が消火活動に参加した。

こうした必死の鎮火活動をつづける部隊にとって最大の援軍になったのが22日午後からはじまった降雨である。降雨累計は5ミリから8ミリ。本部や消火現場で喚声があがったのも無理はない。

ついに23日午前10時、柴田大三郎対策本部長は、鎮火を宣言。同正午同本部は解散した。今回の大規模山林火災で生口島と因島が橋で結ばれていることの意味を再認識した住民は多い。まさしくしまなみ海道はその役割を十分に果たした。大規模な火災や災害の発生に対応する機能をいかんなく発揮した。また、瀬戸田町と因島市の連携がうまくはかれたことについて、因島市のある幹部職員は「この間の合併に向け、職員間で協議と人的交流が定期的になされた効果は見逃せない」としみじみ語った。

生口島山林火災消火活動は、停滞する因島市と瀬戸田町の合併議論に一石を投じたことは疑いのない事実である。

最後まで炊き出し

山林火災発生以来、連日炊き出し活動をつづけてきた東生口女性の会は、22日の日曜日、市内各地から集まった約50人の消防団へみそ汁など汁物の差し入れをおこなった。

食欲をそそる暖かい汁は激務の消防団にとって激励になった。写真は、東生口公民館で炊き出しをする同地域の女性の会。

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