因島南中学校に期待する岡本和信土生中校長に聞く 島の気概と誇りを持って

土生・三庄・田熊の3中学校が新設統合され4月、因島南中学校がスタートをきる。その準備に携わってきた土生中学校岡本和信校長=写真=に話を聞いた。

土生中学校岡本和信校長

―因島南中学校がめざすものは何か。

3中学校が入る容れ物を作るのではなくて、因島南部の地域が歩んできた歴史と価値をもとに、その地域の教育を立ち上げることにあります。

尾道市への合併後、島しょ部としての因島の土生・三庄・椋浦・田熊4町それぞれの個性と誇りを打ち立て、新しいコミュニティー作りをめざしています。

―開校にむかってどのような準備をしたか。

3年前から教職員の合同研修会がつづけられています。一昨年からは合同クラブ活動が始まりました。昨年は、「感動の共有」をテーマに、合同して修学旅行、道徳授業、演奏鑑賞会を開催しました。

今年は土生商船の協力を得て、しまなみクルージングを行い、造船所を海から見たり、大島の水軍博物館を見学するなど、します。

―保護者や教師に望むことは。

保護者、地域、教師たちが教育内容についてともに語り合ってほしい。そしてその内容が、地元の高校で開花し、島内で完結できる教育を作り上げてほしい。地域と学校は一体です。

―地域からの支援について…。

本当に有難く、感謝しております。勇気とパワーを感じた2年間でした。新しい学校への熱い思いと期待を強く感じました。

そのうえで心配事は、校区が広がることで交通事故など登下校の安全の確保です。地域の方々の温かい見守りをお願いしたいと考えています。

―先生は、開校前の3月に定年退職されますが…。

私は三庄中を振り出しに田熊中には教頭、そして教員生活の最後を有難いことに、土生中の校長として迎えることができました。

しんがりを務め上げ、夢と志を新しい学校にバトンタッチするのが使命だと考えています。島の出身である気概と誇りを、小中学校のカリキュラムに取り入れていることの大切さをあらためて強く感じます。

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