尾道「市技」スタート 本因坊秀策囲碁まつり 29日300人が競技大会

第52回本因坊秀策囲碁まつりは28日(土)29日(日)、因島市民会館などで行なわれるが、囲碁の尾道「市技」制定初舞台として新たな関心を呼んでいる。さらにNHK・BSのスタッフが、本因坊秀策をテーマにした2時間番組制作のために取材を行なう。

しかし大会準備には、主催が旧因島市から新尾道市へと移行する過渡期にあるという事情から様々な苦労があるようだ。

今回については、因島市囲碁のまちづくり推進協議会が実質的に主催し、その下で本因坊秀策囲碁祭り実行委員会が運営と進行を行なう。

囲碁まつりの実行委員長である村上榮昭因島囲碁協会会長=写真=は、こうした過渡期が当面つづき、新尾道市としての本格的な取り組みにはまだ時間を要すると説明する。そのうえで大きな転機になると見られているのが、6月尾道市で開催される囲碁本因坊戦であると語る。

旧因島市は囲碁7大タイトル戦すべてを招致することをつうじて「市技」を定着させてきた経緯がある。本因坊戦を開催することで最高レベルの囲碁文化に接し、徐々に市民への浸透も始まると期待されている。

村上榮昭因島囲碁協会会長

秀策杯アマ予選全国18人が出場

本因坊秀策杯に出場するアマ棋士8人を決める予選会は28日(土)、因島市民会館であるが、全国のアマ18人が出場する。全員が、最上クラスの歴代優勝者と第45回大会以降の6段以上戦の全勝者という強豪。メンバーは次の通り。

森脇英男(三原市)▽槙稔仭(尾道市因島)▽原田照道(福山市)▽大島豊弘(同)▽佐野賢治(大阪府豊中市)▽北熨斗睦人(尾道市向東町)▽田中伸拓(滋賀県近江八幡市)▽土屋英明(広島市)▽服部清彦(大阪市)▽細谷益己(尾道市向島町)▽岡野稔(尾道市瀬戸田町)▽岩井竜一(岡山市)▽多田善則(高松市)▽岡野涼太(尾道市因島)▽入江愼爾(三原市)▽峯松昌彦(尾道市因島)▽多田遼太郎(岡山市)▽湯浅英之(東京都)。

岡山市の岩井竜一さんは元中国素人本因坊で、第50回秀策杯準優勝者。岡山市の多田遼太郎さんは中学2年生。第51回大会の6段以上戦の優勝者。

さらに、同郷因島のライバル同士である大阪商大1年の岡野涼太さんと弓削商船4年の峯松昌彦さんが出場する。

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