菅原文太さん逝去 因島との縁

掲載号 14年12月06日号

前の記事:“細島で防災訓練
次の記事: “広島6区、3候補激戦 みたび亀井と小島対決 アベノミクス評価争点

菅原文太さんが高倉健さんの後を追うように逝った。肝臓ガン転移を知らずに克服の講演を続けた任侠の健さんと一番星の仁義なき文太さんの二大スター。このうちの一人、菅原さんは亀井さんの友人として来因。後援会の皆さんと一献くみ交わし翌日はビーチバレーの始球式に参加するなど素顔の文太さんとの親交は深い。

なぜ、こんな時に―と、惜しまれる声がこぼれるが個人的には憲法9条を錦の御旗のように奉じていた土井たかこさんが逝去したこともおしまれる。憲法改正問題でどのような言動をしているか想像できない。学生時代から憲法学者田畑忍氏の元で平和憲法9条を遵守してきた党首のこと「だんこ改正反対」を叫ぶか、時の流れにそって「憲法改正」の道を選ぶか、存命でないので計り知れない。

小選挙区になって一人しか選べないことになったが、比例代表並立制というややこしい制度があって地方区で落選した候補者が浮かび上がってくるという一般有権者には理解できない一面もある。

(村上幹郎)

関連書籍

E