秋の日は釣瓶落し

掲載号 13年10月05日号

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秋の日は釣瓶(つるべ)落し=井戸の中へ釣瓶を落すように秋の夕暮れは早く沈む=ということわざだが、現代人の中で釣瓶を知らない若い人が多く、落語家の方が有名になっているようだ。

なにしろ日米安保条約もヒートアップ。オスプレイの訓練も激しくなり日本海に波高し。国内の政治経済に目を向ければ押せ!押せ!ムードの消費税アップに7年後の東京オリンピック決定ムード。早くも世界一を目標に準備を始めた高校生アスリート。陸上の花形100メートル、体操男女、水泳陣―と目が離せない。日本一の富士山が世界遺産になり、明るい話題をあげれば切りがない。

歴史文化面では出雲大社につづいて伊勢神宮の遷宮(せんぐう=神殿を建て直す)年だった。この次の参宮はかなわないだろうという高齢者。若者の神社離れに心をくだいていたもののフタをあけて見ると30代の親子連れの姿も目立ち「日本もすてたものでない」という声しきり。3日、NHKあさイチでしまなみグルメ天国でとりあげられた反応は―。

(村上幹郎)

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