30年ぶりの師走総選挙 亀井静香氏新党を結成 6区新たな構図の激戦
掲載号 12年11月24日号
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第46回衆議院選挙は30年ぶりの師走選挙になった。12月4日公示、12月16日投開票。民主党劣勢と言われる情勢のなかで、自民が政権奪還を狙い、政界再編をめざす「第三極」の動きも活発だ。
そうしたなかで広島6区現職の亀井静香氏(76)は22日、新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(略称・脱原発)を結成した。「国民の生活が第一」や「みどりの風」などとの連携を模索する。その反響は小さくなく、選挙戦序盤に先手を打った形だ。
自民党は新人の小島敏文氏(62)。沿岸部の尾道市や三原市での票の獲得を狙い、亀井氏に再び挑む。
日本共産党は、前回につづいて新人の花岡多美世氏(55)。各地でミニ集会を重ねている。
この間、亀井静香氏との強めていた、「国民の生活が第一」の佐藤公治参議院議員の動向が注目されるが表面化していない。
民主党は空白区になることを避けたいが、候補者擁立は難しそうだ。